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偉大なる、しゅららぼん 感想



図書館から借りてきた万城目学の「偉大なる、しゅららぼん」。
返却期限が今日だったので
ここ数日、ずっと読んでました。
それの感想。

以下、「偉大なる、しゅららぼん」の感想です。
ネタバレおかまいなしなので、未読の方はご注意を。





万城目作品の中で、上位に入るおもしろさでした、「偉大なる、しゅららぼん」。

なにがおもしろいって、これは万城目作品に共通して言えることですが
まず、登場人物がとっても魅力的ってことです。

普通の人の登場の方が少ない。
逆に、ちょっとクセのある人、あるいはアクの強い人が多く
そういう登場人物たちが、次は何をしでかすんだろう、と
わくわくします。

それに反し、主人公が平凡な、読み手の気持ちを代弁してくれるような人物だったりするので
その辺のバランスもバッチリ。
読者が入れたいツッコミを、大体主人公がつっこんでくれます。笑

「偉大なる、しゅららぼん」に関していえば
私のお気に入りは、何と言ってもグレート清子。笑
口は悪いし、天上天下唯我独尊だけど、でもそんなに悪い人じゃない、・・・多分。

涼介が途中、清子のことを「支柱」って表現してたけど
あれは単に、年長者ってことや力を持っているってことだけの意味ではなく
きっとそれ以外の何かがあったと思う。
その何かっていうのは、語彙力ないためうまく言えないけど(^^ゞ

おにぎりを作ってあげるあたり、清子もいい奴だし
まずいと言わない棗もいい奴。

涼介だって
頭の中を覘かれたり、最後まで名前で呼ばれなかったり、散々に言われたりしたけど
結局は「清子さん、清子さん」って慕ってた感じ。
・・・慕ってはいないか。
まぁ、そんな目にあってるのに、湖西に帰らず奮闘する涼介は
やっぱり人がいいとしか言いようがない。

そして、淡十郎。
作中で一番かっこよくないか、淡十郎。
こういうナチュラルボーンな殿様、大好きです。

自分の未来を切り拓くために、神水を飲まず力を得ない人生を選択した淡十郎、
そして、神水を飲んだらそのパワーがけた外れだった淡十郎。
おいしいところを持っていきすぎです。

ラスボスだよ。
今回は淡十郎サイドの話だったからラスボスじゃないけど
これが逆サイドからみた話なら、完全ラスボスだよ。
RPGとかで、ボスを倒したら出てくる、第二ボスです。
ちなみに、第一ボスは清子。

あとは、パタ子さんも好きです。
あの人、意外にできる。笑

涼介の兄、浩介の出番がもうちょっとあるかな、と思ったけど
全然ありませんでした。。。
校長から三日の執行猶予を言い渡されたとき、浩介なんかも出張って来て
清子とからみがあればおもしろかったのにな。

棗妹も、もうちょっと出番があるかと思ったら
あれだけだった。。。
韓国行きっぱなしだった、師匠も気になるところ。

まぁ、そんな感じの、魅力的な人たちがわいわいやってる話が
おもしろくないわけないのでした。



そして、これも他の万城目作品に共通して思うところなんですが
後半、それも本当の本当に後半での畳みかけがすごい!
息つく間もあたえないほどの、怒涛の展開!
目が離せないとはこのことだ!

鴨川ホルモーなんかが一番顕著に思ったんですが
前半ののんびりムードも一転
緊迫感あふれる場面の連続連続・・・。

今回も、校長と城で直接対決!らへんから、一気に緊張感がまし
雷鳴轟く空の下での源爺とのやりとり、棗の決意らへんまで
本当に息をつかせなかった!

その怒涛の展開を支えているのが、場面をドラマチックに演出するその描写だと思っています。
とにかく、万城目(敬称略)の文章はドラマチック!
雷空の下での対決場面は、本当にドラマみたい。
あと、描写が優れてるっていうと、すごく上から目線なんですが
シーンがとてもイメージしやすいです。

しかも、万城目の文章を読んでいると、その場面場面が細切れにイメージされるのではなく
連続した映像がイメージできるっていうのが
自分の言いたいことに一番近いんだけど
やっぱりうまく言えない。

ここらへん、「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」でも思ったんですが
マドレーヌ夫人が、夫が最後の力を振り絞って示してくれた、かのこちゃんの
友達の家までの道を走りに走るんですが
そこの描写がすごいんですよ!
作者は、猫になって全力疾走したことがあるのか!
ってくらい、リアルな描写に富んでて、すごく感動した覚えがあります。
そしてまた、ここが泣けるんだ。。。(:_;)



描写といえば、今回の石走の街やお城の描写。
私、完全に彦根の街をイメージしてました。

駅前の描写なんて、完全彦根だったような。
駅前の騎馬像とか、城までの道のり、ハトのマークの5階建てスーパー。
めっちゃ彦根!!

清子が馬に乗って棗家にいくときの道も、彦根城から伸びてる
古い家屋で統一されてる道路を思い浮かべてたんですが。
確か、キャッスルロードだったっけな。。。



描写以外にも、万城目の文章はユーモアに富んでて
そこもストレートにおもしろいです。

赤こんにゃくとか、憎いあんちきしょうとか。
葛西くんの存在なんかも、おもしろいですよね。
前半の、学校生活の描写が特におもしろかったです。



今回のラストは、完全にすっきりハッピーエンドとはいかなかったですね。。。
だって、源爺かわいそ過ぎ。。。
一番の被害者だよ・・・。
淡八郎がいけないですね!!
でも、淡十郎がなんかしらの償いをしていくだろうと思っています。

その淡十郎、せっかくライバルがいなくなったと思ったら
転校生だと・・・!?笑
まだまだ前途多難なようです。
でも、きっと早瀬さんもわかると思う。
男はみてくれじゃないんだって!
あ、でも、棗は別に中身も悪い奴じゃないんだった。
涼介にとっては、憎いあんちきしょうだけどね!笑



万城目作品の多くに描いている石居さんのイラストも大好きです。
あの緻密なタッチが、すごく万城目作品に合ってる。
一番合ってるなぁ、と思ったのはプリンセス・トヨトミかな。
あの会計検査院の三人が大坂城に向かって立ってる表紙が、すごく好きです。

「偉大なる、しゅららぼん」の表紙もいいですね。
涼介が持ってるペットボトルがミソなんですね。笑

しかし、なぜに涼介と棗か。
なぜここで、涼介と淡十郎じゃない。

淡十郎はつい言動から、棗のような外見を思い浮かべがちなんですが
ヤツは太っているのであった。。。

だから・・・??
だから表紙に載れないの!?
いや、しかし、プリンセス・トヨトミでは
でっぷりした鳥居の姿もきちんと表紙に載ってるしな・・・ううむ。



以上、「偉大なる、しゅららぼん」の感想でした。
以下、今年行った彦根の写真

hkn_20111201213716.jpg hkn.jpg bw.jpg
一番右は、室内から撮った琵琶湖の写真です。
天気が悪かった。。。

 hkn1.jpg
ひこにゃんよ・・・君はなぜそんなにかわいいか。。。



関連リンク 「プリンセス・トヨトミ」の感想
関連リンク 名古屋~岐阜~彦根 旅行記


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