29年6月 本の感想まとめ



6月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:4478
ナイス数:310


お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)感想
ちょっと自分には合わなかったかな。人物像や会話が少し古くさく感じたのと、出てくるエピソードにそそられるものがなかった。葵さんの正体は気になるから、結局シリーズ通して読むことになるとは思うけど…。次巻以降おもしろくなるといいな。
読了日:06月30日 著者:似鳥航一

桜風堂ものがたり桜風堂ものがたり感想
ストーリーや舞台は満点。だけど、回りくどく長い一文が頻出するためそこでテンポが悪くなったり、登場人物一人ひとりが主役を張れそうなほど魅力的なのが災いしてか主人公の影が薄かったり、一整と蓬田の関係が消化不良だったり…等々感じた。一整が桜風堂で働き始めてからがおもしろくなるぞと思ったら、場面が銀河堂書店にとび、ほとんど一整サイドが語られなかったのは本当に残念。団先生が満を持して登場した場面は良かった。また、書店員の情熱は伝わってきた。
読了日:06月27日 著者:村山 早紀

おかんメール2おかんメール2感想
何回か吹いた。確かに電車の中で読んではいけない。
読了日:06月24日 著者:『おかんメール』制作委員会編

図書館の神様 (ちくま文庫)図書館の神様 (ちくま文庫)感想
無気力な高校講師の再生の物語…って書くと、ちょっと大げさかな。でも、この田舎での一年間があったからこそ、新たなスタートがきれるんだよね。田舎で出会った人たちと今後はもう会うことはなさそうで、そこに一抹のさみしさを感じたものの、解説に「一見、希薄ではあるものの根っこの部分で繋がっていて」とあって、なるほど!と思った。同時収録の「雲行き」は、ショートすぎて、何を言いたいのかいまいちピンとこなかった。
読了日:06月24日 著者:瀬尾 まいこ

卵の緒 (新潮文庫)卵の緒 (新潮文庫)感想
デビュー作ながら、ちょっと変わった環境を普通のことのように、少しのユーモアを交えて淡々と語る手腕は見事だなぁと思った。この作者の本は、これで5冊目なんだけど、デビュー作からこういう作風だったんですね。かなり好きな作風。嫌な奴が出てこず、読んでてほんわかした気持ちになれるのが良い。
読了日:06月22日 著者:瀬尾 まいこ

最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)感想
なんだかいやに感傷的だった今巻。夏神さんがこっちでうるうるすれば、海里もこっちでうるうる…。そして、何かのフラグかと思うような感傷的で意味ありげなセリフの応酬。シ、シリーズ終っちゃわないよね汗。どうか、まだまだ続きますように…。合間に入るロイドの天然ボケは、今までで一番冴えわたってた笑。欲を言えば、1巻丸々使って京都旅行の話が読みたかったな。
読了日:06月22日 著者:椹野 道流

あのこは貴族あのこは貴族感想
東京出身者と地方出身者の気持ちがとても丁寧且つリアルに描かれていて、共感できない部分もありつつ、理解はすんなりできた。それと同時に、人物像がとても細かく練り込まれていると思った。特に幸一郎の人物像。恥をかいたことのない人間特有の尊大さやナチュラルに冷たい態度等々、幸一郎のような金持ちじゃないくせにこういう奴、周りにもたまにいる。華子が、金持ちなのに低姿勢で好感が持てたんだけど、これって逆に偏見かしら…。ラスト、こういう終わり方もいいなぁと思った。
読了日:06月20日 著者:山内 マリコ

居酒屋ぼったくり〈5〉居酒屋ぼったくり〈5〉感想
おお~!美音と要急展開!4巻でぐいぐいはきてたけど、今までの流れからして、ゆっくり進んでいくんだろうなぁと思ってたから嬉しい展開。それ以外でも、3巻あたりまでストーリー的に安定しすぎてるからひと波乱ほしいなんて思ってたけど、今思えば伏線張られまくりだったわけで、風呂敷の畳み方が見事。というか、要さんができる男すぎる。早く続巻が読みたい!
読了日:06月18日 著者:秋川 滝美

やめるときも、すこやかなるときもやめるときも、すこやかなるときも感想
壱晴が桜子と付き合うと決めた流れや、桜子が数回会っただけの壱晴と結婚するんだと息巻くあたり等々、色々心の動きが性急すぎて、いまいちノれなかった。会って3ヶ月やそこらの人に、14年間も抱えてきて誰にも話さなかったトラウマを打ち明けるかな。松江時代の、真織に対する壱晴の心情は共感できた。最後、壱晴に土下座してプロポーズする桜子の姿は、ジャンピング土下座的なものを想像してしまい、笑ってしまった。
読了日:06月17日 著者:窪 美澄

よるのばけものよるのばけもの感想
いじめの描写が胸糞悪く、主人公の日和見な態度や心の内の言い訳等々もうんざりで、前半読むのがつらかったんだけど、元田たちを撃退した場面はドキドキしてページをめくる手が止まらなくなったし、矢野さんの真意がわかり始めてきたあたりからおもしろくなった。ただ、夜休みが警備員さんたちに見逃されているらへんの設定が曖昧かな。笠井や保健の先生といったおもしろそうな設定も活かしきれてない感じがした。
読了日:06月14日 著者:住野 よる

ツバキ文具店ツバキ文具店感想
毎日を丁寧に生きよう、そんな気にさせてくれた本書。この本の中だけ、時間の流れがゆったりとしていた。「男爵」や「バーバラ夫人」といった呼び名が、なんだかノスタルジックで懐古な気分になる。巻頭にある鎌倉の地図のおかげでより楽しめた。先にドラマを見ていたんだけど、とてもよい映像化だったと思った。人間関係も親切設定になっていたし。本書は、守景さん、急に出てきた感。
読了日:06月12日 著者:小川 糸

幸腹な百貨店幸腹な百貨店感想
頑張るおじさんの話。ほとんど不景気な話で低空飛行。最後にめちゃめちゃどんでん返しがあるわけでもなく、少し上昇気流に乗ったかなという感じ。あまりメリハリがなく、爽快感がなかった。また、喫煙権云々らへんの主人公の弁にはう~ん…。要所要所にこの作者らしく、おいしい料理おいしいお酒が出てくるけど、そこまで重要なアイテムとは思えず、タイトルにも疑問。と、マイナス感想ばかり書いてますが、つまらないわけではなく、星5つ中3つかな。
読了日:06月09日 著者:秋川 滝美

天使は奇跡を希う (文春文庫)天使は奇跡を希う (文春文庫)感想
最後の終わり方が尻切れトンボで、え、それだけ…ってなったけど、「めでたしめでたし」という言葉がぴったりの終わり方なので読後感はとても良かった。というか、本書の一番の見どころはラストシーンでなく、中盤の真実が明かされたシーンにあると思う。このシーンには肌が粟立った。最初に戻って読み返すこと必至。優花の頑張りに泣けてくる。
読了日:06月07日 著者:七月隆文

会津執権の栄誉会津執権の栄誉感想
芦名かぁ…自分伊達好きだし微妙かな、と思ってたら、とんでもなかった!芦名、いい!読み進めていくうちにどんどん芦名に感情移入し、伊達憎しの感情を募らせていくまでになったんだけど、最後に伊達サイドの話がきて、完全に毒気を抜かれた。すごい…見事…。命をかけた義に厚い話が好きなので、「芦名の陣立て」と「会津執権の栄誉」が特に好き。
読了日:06月06日 著者:佐藤 巖太郎

君にさよならを言わない 2 (宝島社文庫)君にさよならを言わない 2 (宝島社文庫)感想
タイトルここできたかー!と興奮しつつも、じんときた。小梅、鶯親子の話にもじんときたし、1巻よりも泣かせにきた?小梅、鶯親子の話は、ドラマティック且つ臨場感にあふれ、うまいなぁと思った。須玉家の過去が判明したけど、須玉父、悪くない?むしろ、柚を引き取ってるあたり、できた人物だと思う。柚も腐らず生きてるし、そう考えると、明が一番子供じみた態度をとってるような。柚と明、くっついてほしいんだけど、望み薄かな…。
読了日:06月05日 著者:七月 隆文

その手をにぎりたいその手をにぎりたい感想
今、バブルネタはやってるし、タイミングよかったかも笑。この作者って、登場人物の女性たちを、そう簡単に幸せにしてくれなくって、読んでてハラハラする。最後は、一見静謐なんだけど一皮むけば一触即発な危険をはらんでいるという緊張した雰囲気で終わり、逆に始まりを感じさせて良かった。
読了日:06月03日 著者:柚木 麻子

メシマズ狂想曲メシマズ狂想曲感想
仕事に走るモテない30代女とみせかけ、結局いい男が陰ながら(でもないけど)見守ってる系じゃないか!そんなん…、好きだ!しかし、こんなにぐいぐいきた村越だけど、和紗のことが入社時から気になっておきながら、なぜ34歳にもなるまで放っておいたのかは、つっこんではいけなそうだ。
読了日:06月03日 著者:秋川 滝美

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